[参考書籍]
-
- 会津の寺(耶麻・河沼・大沼・南会津の寺々):歴史春秋出版株式会社
- 仏都会津 祈りの里の仏たち 藤森武:福島民報社
- さがしてみよう日本のかたち[寺]:山と渓谷社
- 男の隠れ家 2008/1古刹と仏像を巡る旅
- Casa 日本建築、デザインの基礎知識 Part1
- Casa 日本建築、デザインの基礎知識 Part2
- 大法輪 2009/5図解お寺と宗派の見分け方
- BRUTUS 2009/4/15 仏像
-->
このサイトについて
こちらは福島県会津地方のお寺を紹介するプロジェクトサイトです。
会津地方は白虎隊と鶴ヶ城、ラーメンで知られている土地ですが、その会津を「お寺」という切り口でご紹介しています。
有名なお寺はありませんが、平安時代に徳一(とくいつ)が開いた慧日寺(えにちじ)をはじめ、会津唯一の国宝薬師如来像をもつ勝常寺(しょうじょうじ)、会津地方では誰でも一度は訪れている弘安寺(中田観音)、恵隆寺(立木観音)など今だ参拝者が絶えない寺が多数あり、近隣の方々のよりどころとしてのお寺を「里寺」として私の主観で選んだ十数か所のお寺をご紹介しています。
各お寺の内容は図書館の関連書籍とインターネットから収集し掲載しました。なるべく出展をあきらかにしていますので詳しくは関連リンクの情報をご覧ください。
サイトの目的は、多くの方に会津の庶民的な仏教文化を知っていただき、一味ちがった会津の一面を知る事で訪れて欲しいと願っています。
このプロジェクトを企画するにあたり、寺院、仏像、国宝などについて書籍を読むにつれて感じたことは、中世から仏教がさかんだったにもかかわらず何の躊躇もなく仏教的な文化を捨ててしまい、長い時間をかけて積み重ねられた文化が無くなってしまったことが残念です。これからの存続を考えると憂慮するばかりで少しでも関心を持っていただく方が増えて欲しいと願います。
各里寺を巡るうちに、屋根や軒の構造に興味が移り内容が建築系に偏っているところがありますがそれも含め楽しんでいただければ幸いです。
里寺の見どころは、日常にある信仰心です。農閑期には近在の善男善女のみなさんが朝の散歩がてらに訪れたり、三十三観音参りにグループで手を合わせる姿がごく普通に見ることができます。
住職がいなかったり荒れた寺もあるのですが、歴史を見るとその昔は大伽藍だったお寺が多数点在していたのです。戦乱や廃仏毀釈によって無惨な姿になってしまったお寺が大半ですが、各お寺さんや自治体がこれまで守り現存していることに感謝し、後生へそのまま残したいと願っています。
仏像に関しては、見学できる寺が少なかったため現時点では情報が少ないのですが、後々にはページを設けようと考えています。
最後に
里寺は、狭いところが多いので農作業の邪魔にならない心づかいと駐車の場所など地元の方に迷惑にならないよう、会津の里寺をお楽しみ下さい。
2009.9 会津の里寺 プロジェクト
「リンクは自由に貼ってください」会津の里寺 http://i2sato.net